ベーキングパウダーでパウンドケーキを焼いてみた

バターケーキ

以前こんな記事を書きました。

マフィンとパウンドケーキの違い
こちらの記事でふと疑問に思ったのですが、 パウンドケーキとマフィン。 材料も作り方も似ているのですが、違いはあるのでしょうか。 明確な違い よく似た材料で作られる2点において、最も明確な違いといえばベーキングパウダーを使うか使わな...

パウンドケーキはバターのクリーミング性により膨らんでいるので、ベーキングパウダーを使わなくても膨らむという内容です。

それからパウンドケーキはベーキングパウダーを使わずに焼いていました。
たしかにバターをハンドミキサーでホイップするだけでそこそこ膨らみます。

でも、問題がひとつ。

 

ハンドミキサー使うのめっちゃめんどい。

 

出すのも面倒くさければ、使うのもめんどいし、使ったあと洗うのもめんどい。
そう思うようになってしまったのです。

パウンドケーキをラクして作りたい。

ぽぽろん
今日は金曜日だしお菓子作りたいけど、めんどいのは嫌だ……。
そういえばベーキングパウダーでふくらませるタイプのパウンドケーキもあったな。
それにしたらハンドミキサー使わなくて済むんじゃない?

そう思い至り、今回は「ベーキングパウダーを使ったパウンドケーキ」を作ってみることにしました。

レシピはどうする?

さてレシピです。
今まで参照していたものはベーキングパウダーを使わないストイックなタイプ。
なんかいいのないかな〜と探していたら、ありました。

100均でパウンドケーキの型紙?を買ったときについていたレシピが。
いつか型紙も使おうと思いながら結局一回も使っていない。

分量もすべて100gというシンプルさ。

これこそ正にquatre-quarts(カトルカール)ですわー。

ベーキングパウダーは小さじ1と書いてありました。
小さじ1って何グラム?と思い測ってみると、約4.8gでした。
結構入れますね(´-ω-`)

パンケーキのときは、粉200gに対して小さじ2だったのでそれと同じくらい。

レシピ通りには作らない

で、やっぱり好みがあるのでレシピからちと変更。

甘さ控えめに

まず砂糖が多すぎる!甘い!
他の方のレシピを見ても粉より少なめにされているので、わたしも気にせず減らします。

減量:砂糖100g → 70g

しっとりさせたい

粉100%だとパサつくかな〜と思ってアーモンドプードルを置き換えて投入。
いつも入れているので今回も入れときたかった。

置換:薄力粉10g → アーモンドプードル10g

香り付けしたい

レシピにはバニラエッセンスを入れろと書いてあるのですが、バニラエッセンス持ってねえよ……。
しかも焼き菓子なんだからエッセンスだと匂い飛ぶのでは?

なのでココアか抹茶か迷った挙げ句、紅茶にしました。
アールグレイって焼き菓子に混ぜるとすごいうまいよね。

適当に5gほど入れました。

追加:紅茶(アールグレイ)5g

 

ちなみに、紅茶はこの茶葉を粉砕する機械で細かくするとすごいラク。

 

作るぞ!

作業工程は、材料を一つのボールで混ぜていくだけ!
ハンドミキサーを使わなければこれほど簡単は事はないはずなのです。

バターを混ぜる

常温にしたバターをクリーム状にしていきます。

といってもバターって冷凍庫で保存しているのだから、季節柄そうやすやすと常温にはならなくないですか?
この件についてはいつも「気軽に言ってくれるな!」と若干イライラしながら読み流してます。

レンジでやるとこうだ!

一応200ワットで気を遣いながらやってみたけど限度ある。

まあ今日はベーキングパウダー使うから、バターが多少溶けてても問題ないし!

砂糖を加える

砂糖を3回に分けてすり混ぜます。

いつもやるシュガーバッター法だと、ここで空気を含ませるようにハンドミキサーでしっかり泡立てますが、今回はその作業はなし。

 

卵を加える

次は常温にした卵を混ぜていきます。


卵はお湯に浸してたので、まあまあ常温め。

これも3回に分けて混ぜるなどと書かれていたりしますが、マフィンを作るときに学習したのでかなり少量ずつから混ぜていきます。

最初はいいかんじに混ざっていました。
これが乳化ってやつかな、フフ……などとわかったふうに作業進めていたのですが、卵を混ぜるにつれ見た目が変化してくる。

なんか様子おかしくない?これ分離ってやつじゃない?と気づき始める。

乳化ってなめらかになるはずなのに、ざらざら感すごい。

ぽぽろん
待て待て、分離したときの復活方法を見たことがある。
分量内の小麦粉を大さじ1ほど入れて混ぜるという方法を。

早速投入してみた。

あれれ〜おかしいぞ〜?

復活しないじゃんね。
これ以上どうにもなりそうにないので、このまま進めることにしたよ。

粉を混ぜる

この紅茶の茶葉とベーキングパウダーを混ぜ込んだ粉類を一気に投入。

艶が出るまでゴムベラなどで混ぜます。
泡立て器で混ぜても良いのですが、最終的に型に流し入れるときに生地をこそげるときに使うので、最初からゴムベラを使っておけば結果的にラク。

気になるつぶつぶ感。

型に流し入れる

この両端に生地を寄せる作業、絶対いらないよね。
どうせ平らになるじゃんね。

でも一応やっておく。
パウンドケーキを焼く際の儀式に近い。

焼成、そして焼き上がり

焼成開始15分後に切込みを入れて、35分焼成。
中央が焦げるのはデフォ。ノーホイル。

真上から見ただけでもあまり膨らんでいないことがわかりますね。

 

横から接写。

生地がみっしりしておる。

 

端っこを切った断面図。

目は詰まっているけど高さが出ておらず、底の方は特に気泡が横長で膨らみきっていない感が満載。

結論

今回はラクをしてパウンドケーキを焼くということに焦点をあてて作ってみました。
その結果どうなったかというと、ベーキングパウダーだけでは膨らみきらず、どっしり重厚な焼き上がりに。

というのも、泡立て器でバターと水分を乳化させるのにしっかり混ぜる必要があるので、

ハンドミキサーでやった方がラク……!
圧倒的に……!

 

ハンドミキサーを使わずにパウンドケーキを焼くのは、結果的に手間。

 

ただ、これはこれで美味しいと思うのよね……好みの問題?

気泡は小さくも高さのあるふんわりパウンドケーキを正とするなら、この作り方では見栄えが悪くなるのでプレゼントにはおすすめできません、といったところでしょうか。

失敗とみなすかは自分次第なので、焼けないことはないよということだけお伝えしておきます。

わたしは次からハンドミキサー使う。

 

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